今日もれいあは夢と戦う

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自分の人生を思い描いたものにするために試行錯誤してます。

【読書】私の人生の教科書「代表的日本人」

 

 

私はまだまだ甘かった。

 

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何か月か前に、NHKの「100分で名著」をたまたま見たのがきっかけで知りました。
書店でなかなか見つけられなくて、実際に読むことができたのはつい最近です。
 
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1度読み、「なんて学ぶことの多い本なんだ」と感じ
2度読み、「私の生活にどう役立てればいいのか?」と考え
3度読んだときに「この本の書かれていることを参考にして実行すれば、未来が開けるにちがいない!」と思ったほど生きた知識の詰まった本です。
 
私にとって人生の教科書と言える「代表的日本人」をご紹介します。
 
 

本の紹介

 
著者:内村鑑三
 
新渡戸稲造の「武士道」のように、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した本
この本はタイトルの通り日本の偉人を5人紹介しています。
 
内村鑑三はキリスト教に改宗しており、西洋人に理解しやすいようにキリスト教的な表現がいくつか出てきます(神とか天とかアダムとか)。
私は不勉強で、あまり聖書の内容には詳しくないので読み流しています。
 
 
本で紹介されている偉人
  • 西郷隆盛
  • 上杉鷹山
  • 二宮尊徳
  • 中江藤樹
  • 日蓮上人

各偉人ごとに性格・おかれた環境・どう現状を打開したか・その精神についてまとめられています。

 

この中から、特に私の心に刺さった2人の人物をピックアップして感想をまとめます。

 

 上杉鷹山

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江戸時代中期の大名で、米沢藩の藩主です。まあ殿様ですよ。
しかし19歳の時に領地である米沢藩に初めて足を踏み入れた時、すでに土地は荒廃して財政は借金まみれという最悪な状態だったんですね。
その悲惨さについてこう書かれています。
 
「藩の総力をあげても5両のお金を工面できない状態が、たびたびありました。」
 
江戸時代中期のレートだと、だいたい5両=10万円です。当時の藩と言えば国と同じ。1国が総力をあげても10万円もひねり出せないとは、かなりの貧困状態です。
 
そこからたった1代で米沢藩を理想郷のように改革したすごい人です。
 

 上杉鷹山のすごいところ。

倹約はまず自分から

 藩主といえば、代々ぜいたくな暮らしが当たり前とされてきました。

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しかし上杉鷹山は自ら率先して、家臣より質素な生活を送りました。
  • 家計の支出を1050両→209両(約1億500万円→約2090万円)に切り詰める。
  • 女中は50人いたのを9人に減らした。
  • 着物は木綿
  • 食事は一汁一菜
  • 毎年の手当も半分に減らす。

こうして浮いたお金を貯金しては返済に回し、16年かけて何百万両もの負債を完済したそうです。

 

私はこれを読んで、「まだまだ自分の節約は甘いな」と猛反省しました。

速攻で毎週頼んでいた宅配フルーツを解約しました。

宝石店にあった5万円のネックレスが諦めきれなくて貯金項目に入れてましたが、スッパリ諦めました。

今も削れるところはないか、注意しながら生活しています。

改革方針

  • 領内に荒れ地を残さないこと
  • 民の中に怠け者をださないこと

そんなに肥沃ではない土地でも、努力により領地以上の収入をもたらすと考えていました。江戸時代は農業が主な収入源だったので、一生懸命開墾することが繁栄に繋がったんでしょう。

 

会社勤めが主な収入源の私たちにはピンと来ないですよね。

なので私はこう考えました。

 

荒れ地 = 部屋・持ち物・時間 の無駄

怠け者 = 自分

 

どうでしょう、あなたのお部屋に荒れ地はありますか?

私は上記のように置き換えて考えるようになってから、部屋を急いで整理しました。

また部屋を整えたことにより浮いた時間を持て余さないように、「手が空いたら読む本」を常備しました。

たまには息抜きも必要ですが、休息のつもりがダラダラしただけだった、ということにならないよう気を引き締めています。

 

貯蓄・投資に関する考え方

わずかな資金でも、長い間つづけるならば巨額に達する

 

おっしゃる通りです。

どうにも私は短期間でしか物事を考えられませんでした。

8年後に一軒家を立てる!という目標を立てて目指していますが、こんな長期的な目標を建てられたのは上杉鷹山の項を読んだからです。

 

また少し前までは少額のお金は貯金じゃない!というナゾ理論を持っていました。

1円の大きな積み重ねがあって100万円になり、500円玉も100枚貯まれば5万円になるという当たり前のことがわからなかったんです。

はい、バカです。

貯まるわけがありません。

 

また上杉鷹山は投資について上記の言葉を発しています。

米沢藩を全国最大の絹の産地にすることを計画しました。

その時はまだ新規開発にさける資金がなかったので、209両に切り詰めた家計のお金からさらに50両切り詰めて資金とします。

数千本からスタートした桑株は、50年経ったころには全領内に植える場所がない程に増えました。

 

私はまだなけなしの貯金しかありませんが、ある程度まとまった額になったら投資をしようと勉強中です。

50年先を見据えられるかは自信がありませんが、コツコツと少額でも資産を増やせる技術を身につけていきたいです。

 

財政再建以外にも学ぶことがいっぱい

藩主なので、藩政についても書かれています。また可愛い孫娘にあてた手紙の1部が載っていて「女性たるやどう生きるべきか・学ぶべきか」が書かれています。

上杉鷹山の弱い部分もきちんと書かれており、素晴らしい人間でも完ぺきではないことをよくあらわしています。そんな人間らしさが余計に私を奮い立たせてくれます。

 

自分を藩主、家を領地、仕事を財源 と考えて読むのがオススメです。

 

 

 二宮尊徳(二宮金次郎)

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二宮金次郎はおなじみ、薪を背負って本を読む あの銅像の人です。

私はこの本を読むまで、この銅像のことしか知りませんでした。

しかし二宮尊徳の大きな功績は「荒廃したいくつもの農村を立て直したこと」。

その立て直し術に大きな学びがありました。

 

自立の人 二宮尊徳

 二宮尊徳をすごい!と思ったのは「完全に自立した人」だからです。
  • 深夜の勉強の際に使う明かりの油を、自分で菜種を育てて作り出す。
  • 荒れ地と近隣住民が捨てた苗を使い、米を収穫する。
  • 休みの日に荒れ地の開墾を続け、収穫した米をこれからの人生の資金にする。
誰に教えられたわけでもなく、朝から深夜までは家の仕事をして、空いた時間にこれだけのことをやってしまうのです。
自分でやりたいことは自分の手で成し遂げる。これが本当の「自立」であると教えられました。
 

貧困は自分の力で立ち直らないと解決しない。

コツコツと自分一人の力で没落した二宮家を再興させていきました。
その功績は藩主に伝わり、藩主直々に荒廃した村の再興を命ぜられます。
その時に言った言葉がこちら。
 
「金銭を下付したり、税を免除する方法では、この困窮は救えないでしょう。 まことに救済する秘訣は、彼らに与える金銭的援助をことごとく断ち切ることです。 かような援助は、貪欲と怠け癖を引き起こし、しばしば人々との間に争いを起こすもとです。
荒れ地は荒れ地自身のもつ資力によって開発されなければならず、貧困は自力で立ち直らせなくてはなりません。」

 

 現代の日本でこの言葉通りに実行したらエライコッチャ!になりそうですが、私は賛成です。

 

貧困って人の性格を捻じ曲げます。貧困な状態では何も手に入れられないので、お腹だけではなく、欲望にも飢えてます。

 

貧困状態が長ければ長い程、なぜか贅沢品を求めるようになります。

死ぬまでに1度でいいからうまい酒が飲みたい・1度でいいから霜降りのお肉が食べてみたい、など。本当はご飯1杯だってその人にとっては贅沢なはずなのに。

 

そんな飢え飢え状態の人にポンっと大金を渡したら、飢えている欲望を満たそうとここぞとばかりにお金を使います。

また貧困状態の人は賢いお金の使い方を知らないので、無駄遣いを繰り返します。

結果、本来生活立て直しのために渡されたはずのお金は贅沢品に消えて、元の貧困状態に戻ってしまう。

なので荒治療ですが、金銭的援助を断ち切るっていうのは「自分で頑張るしかない状況を作り出す」には持ってこいなんですね。

そして自分で稼いだ分だけ食べられる、稼いだ「はした」で贅沢する、ということを体で理解するんです。

1度体で理解したことは、忘れません。

1度自力で貧困から抜け出した人は、そう簡単にまた貧困に戻ることは少ないでしょう。

生活保護も一律月5万円程度にすればいいのに、と思う今日この頃

 

完全な復興は備蓄があって完成する。

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荒廃した村々を回復させてきた尊徳ですが、荒れ地の解消だけでは終わりませんでした。
九年分の備蓄がない国は危ない。3年分の備蓄がない国はもはや国とはいえない
 
尊徳的にいえば、今の世界中の国家の大半は「もはや国とはいえない」状態だそうです。
更に 国=我が家 と考えると、マイナス資産のれいあ家は滅亡寸前です。
今のところ何とか生きているので、コツコツ貯金して、最終的には最低限生きていけるお金×9年分の貯蓄を目指します!
 
 

 二宮尊徳も相当な倹約家

  • 贅沢な食事はさける
  • 着物は木綿
  • 人の家で食事はとらない
  • 1日2時間睡眠で、村民の誰よりも早く畑に出て、誰よりも遅くまで働く
  • 結果、数千両というお金が貯まる。

 

 畑を耕す体力仕事なのに2時間睡眠とは驚きです。他の3つは実践できそうですが、2時間睡眠だけはマネできません。

 

こうしてみると、倹約内容が上杉鷹山とほとんど同じですね。

質素な食事&木綿の着物(=質素な身なり)というのは倹約の基本中の基本ということが改めてわかります。

 

私は身なりにはしばらくお金を使わなくていいように整えたので、質素な食事をどうするか考えます。

  •  いかにお金をかけずにお腹を膨らませるか
  • 栄養も最低限とれるように工夫する

うーん、ここ1週間考えているんですけど、なかなか思いつかないんですよ。

この「質素な食事をどう再現して実践していくか」を今後の課題とします。

 

目標を持つことの重要性

私はまさに財政立て直し中なので、上杉鷹山と二宮尊徳の項を穴が開くほど読んでいます。
2人の共通点はズバリ!「忍耐」です!
貧しい状況を耐え忍び、復興までの長く苦しい生活を耐え忍ぶ。
負債がなくなっても、完全に安定した社会になるまで耐え忍ぶ。
 
とにかく耐え忍んでいます。
そして晩年豊かになって、莫大な資産を持つようになっても、長年の耐え忍ぶ生活が染みついているのか贅沢をしません。
 
一方、私は忍耐がありません。
欲望に忠実です。目の前の楽しいことに飛びつき、嫌なことはやりたくない。
仕事だって飽きたらすぐ辞めたい。
 
ただこれって、長い目で見てないからこうなるんですね。
最近ようやくわかりました。
 
長い目 = 大きな目標 を持って、それに向かってひたすら取り組む。
 
  • 上杉鷹山は米沢藩の復興と繁栄
  • 二宮尊徳は荒廃した農村の復興
  • 私は一軒家を建てて、平和な暮らしを送る。
 
並べて書くとちっぽけで欲まみれでショボくみえますが、私にはとっても大きな目標です。
一軒家を持つことにフォーカスしてみれば、仕事も倹約も質素な食事もただの手段でしかありません。
そう考えると、私は上杉鷹山や二宮尊徳ほど、理想に対して真剣ではなかったのかもしれません。
 
もっともっと本気で、決めた期間より早く目標達成する気持ちで日々を過ごしていきます!
 
 

他の偉人さんもたくさん学ぶことがあるよ

財政立て直しという視点で読んでいるので、今回は触れませんでしたが、西郷隆盛・中江藤樹・日蓮上人もそれぞれの生き様1つ1つが勉強になります。
この5人の偉人は、国をよりよくしていこう!と奮闘した人たちなので、話しのスケールが大きいです。でもそのスケールを「私個人」に落とし込むと、とても実用的な知恵を授けてくれます。
 
欲望と誘惑にめっぽう弱い私を律して、支えてくれるこの本を、何度も何度も読み続けて少しでも体得できるように精進していきます。